子育て支援員として活動していると、レポートの作成に時間がかかって困ることはありませんか?

記録は必要だけど、書き方が難しい…
そんな悩みを解決するのが、フォーマットと書き方のコツです。
この記事では、初心者でも簡単に実践できるレポート作成の5ステップと、今すぐ使える例文・テンプレートを紹介します。

目次 [非表示]
子育て支援員レポート例文集!失敗しない書き方の5ステップ
子育て支援員レポートとは?
子育て支援員レポートの基本的な役割と目的
子育て支援員レポートは、子育て支援員としての活動内容を記録・報告するものです。
行政や上司への報告だけでなく、自身の活動を振り返り、改善するための資料としても役立ちます。
また、支援対象となる親子の状況を明確にして、次回以降のサポートに活かすための指針にもなります。
レポートの目的
- 支援活動の記録と報告:何を支援し、どのような成果が得られたか
- 課題の把握:活動中に感じた問題点や改善すべき点を可視化
- 継続的なサポートの計画:利用者の状況に応じた、次回の支援方針を立てる材料
子育て支援員、イーランニング(動画見て感想書く)と2日間の実習レポートで取得出来ます!
私も保育士受かる前に取りましたが、子育て支援員は2人で保育士1カウントなので、未就園児の園などでは有効な資格です!
年1回自治体から委託を受けたとこか講習をやってるのですが受講費無料ですのでぜひ!— くまこ (@kumako151515) March 5, 2024
子育て支援員については、厚生労働省の公式資料を確認してみてください。
子育て支援員レポートの失敗しない書き方5ステップ
ステップ1:子育て支援員レポートの目的を明確にする
まずは「なぜ書くのか」をはっきりさせよう
レポートは「何のために書くか」を明確にしないと、内容がぼやけてしまいます。
目的によって、書く内容や言葉選びも変わってくるからです。
たとえば…
目的別にこんな違いがあります。
- 報告用:上司や関係者への活動報告
- 改善用:自分の活動を振り返って次回に活かすため
- 記録用:過去の事例を蓄積して情報共有するため
目的がはっきりすると、読み手にも伝わるレポートになります。
ステップ2:子育て支援員レポートに必要な情報をリストアップ
「5W1H」を意識して書く情報を整理しよう
いきなり文章を書き始めると、どうしても「何を書き忘れたっけ…」となってしまいます。
そんなときに役立つのが「5W1H」。
これを使えば、情報をモレなく、効率よく整理できます。
ポイント
- When(いつ)
- Where(どこで)
- Who(誰が)
- What(何をした)
- Why(なぜ)
- How(どのように)
事前にリスト化しておくことで、スムーズに書き進められます。
ステップ3:テンプレートで時短&ミス防止
レポートはゼロから書くより「型」を使おう
毎回白紙からレポートを書くのは非効率。
フォーマットを活用すれば、抜け漏れを防ぎ、記録の統一感も出せます。
ポイント
- 活動日時・場所・参加者数
- 実施した支援内容とその反応
- 気づきや成果、今後の課題
テンプレートを使うことで、時間を節約しながら精度の高いレポートが完成します。
ステップ4:具体的で簡潔な表現を使う
感想ではなく「事実」に基づいて記述しよう
レポートはあくまで「記録」。
感情的な表現よりも、客観的な事実を中心に記載することが大切です。
ポイント
-
NG例:「楽しくできたと思う」
-
OK例:「参加者4組中3組が最後まで参加し、終了後に笑顔で感想を述べた」
「誰が、何を、どうしたか」を明確に書くことで、読み手に伝わりやすくなります。
ステップ5:チェックリストで最終確認
書き漏れを防ぐためにチェックリストを使おう
書き終えたら、必ず確認を。
小さなミスや記載漏れが、全体の信頼性を損なうこともあるからです。
最終確認チェックリスト
- 日付・場所・参加者数の記載はあるか?
- 活動内容とその成果は明確か?
- 改善点や次回への提案は含まれているか?
可能なら第三者の目も入れて、表現のあいまいさをチェックしましょう。
今すぐ使える!子育て支援員レポート例文付きテンプレート
子育て支援員レポートテンプレート活用のメリット
子育て支援員の業務は忙しいので、レポート作成に時間をかけすぎたくないですよね。
そこで役立つのがテンプレート(フォーマット)の活用です。

テンプレート活用の3つのメリット
- 作業時間の短縮:毎回決まった構成なので、記入するだけでレポートが完成します。
- 内容の一貫性が保たれる:同じフォーマットを使用することで、報告書のクオリティが安定します。
- 重要情報の漏れ防止:書き忘れや必要事項の抜けを防ぎ、必要な情報を確実に記録できます。
では、具体的なテンプレート例を紹介します。
子育て支援員レポートの例文①活動報告テンプレート
活動報告レポートは、支援活動の内容や成果を簡潔に伝えるためのものです。
活動日時:2025年6月○日(10:00〜11:30)
場所:○○市子育て支援センター
参加者数:親子4組(大人4名、子ども4名)
活動内容:親子体操&絵本の読み聞かせ
成果と気づき:参加者全員が積極的に参加し、終了後に「また来たい」との声が聞かれた
課題と改善点:一部内容が年齢に合わず、今後は対象年齢の明記を検討
次回への提案:年齢別プログラムの作成
記入ポイント
- 「成果と気づき」の部分には、具体的なエピソードや数値データを盛り込みましょう。
- 「課題と改善点」は、建設的に表現することで今後の改善につながります。
子育て支援員が活用できるレポートのフォーマットには、以下のようなものがあります。
フォーマット例
- 基本情報シート
- 【日時】2024年10月15日
- 【場所】地域子育て支援センター
- 【参加者】親子4組
- 支援内容と反応の記録シート
- 【支援内容】絵本の読み聞かせ・親子体操
- 【親子の反応】楽しそうに体を動かし、親同士の交流も活発だった
- 課題と今後の計画
- 【課題】一部の保護者から「参加しづらい」という声あり
- 【改善策】次回はテーマを変更し、自由参加型の活動にする
このようなシンプルなフォーマットがあれば、現場で感じたことをその場で記入でき、後から編集する手間が省けます。
また、クラウドツールやGoogleフォームを活用してデジタル化することで、さらに業務を効率化することも可能です。

子育て支援員レポートの例文②振り返り用テンプレート
振り返り用レポートは、活動後の自己評価を目的に使用します。
1. 活動の目的と実施概要
この活動で何を目的として行ったのか、基本的な情報を記入します。
例:親子のふれあいを深め、子どもたちの身体的・情緒的成長を促すことを目的として、親子体操と絵本の読み聞かせを行った。
活動日時:2025年6月12日(木)10:00〜11:30
場所:○○市子育て支援センター
対象年齢:1歳半〜3歳児
参加者数:親子6組(保護者6名、子ども6名)
2. 活動の詳細と進行内容
子育て支援員の活動で、実施した内容を時系列で簡潔にまとめます。
10:00〜10:10 参加者受付・自由遊び
10:10〜10:25 親子体操(音楽に合わせた準備体操)
10:25〜10:40 ふれあい遊び(タオルを使った遊び)
10:40〜11:00 絵本の読み聞かせ(『だるまさんが』『ぴょーん』など)
11:00〜11:15 親子で工作(手形アート)
11:15〜11:30 ふりかえり&アンケート記入・自由解散
3. 参加者の様子・反応
印象的だったエピソードや全体の雰囲気を具体的に記載します。
・体操では最初は緊張気味だった子どもたちが、徐々に笑顔になり、保護者と一緒にリズムに乗って身体を動かしていた。
・絵本の読み聞かせでは、保護者も一緒に声を出して楽しんでいた様子が印象的だった。
・工作の時間には、「こんなに集中している姿、家では見られない」との保護者の声もあり、活動の意義を実感した。
4. 成功した点・工夫した点
良かった点やうまくいった工夫などを具体的に記載します。
・全体の流れにBGMを取り入れたことで、場の雰囲気が和らぎ、子どもたちが安心して参加できた。
・各活動にテーマ性(季節や絵本の内容)を持たせたことで、一貫性があり理解しやすかった。
・初参加の親子にも分かりやすいように、開始前にプログラムの説明を丁寧に行ったことが、安心感につながった。
5. 課題と改善点
うまくいかなかった点と次回に向けた改善案を具体的に記載します。
・工作の材料が一部足りなかったため、予備を含めた準備が必要。
・活動スペースがやや狭く、自由に動きづらかったため、次回はレイアウトを再検討する。
・アンケートの回収率がやや低かったので、活動中の声かけで促す工夫を取り入れたい。
6. 次回に向けての提案
次回に活かすアイデアや新しい取り組みを記載します。
・年齢別にプログラムを分けて、発達段階に応じた活動内容を取り入れる
・季節の行事(七夕・夏祭りなど)をテーマにしたイベントを計画し、家庭でも楽しめる工夫を盛り込みたい
・保護者同士の交流の時間を設け、情報交換の場としての役割も強化していく
このテンプレートをコピー&ペーストして活用するだけで、読みやすく、記録性の高い振り返りレポートが完成します。
使い方ポイント
- 振り返りのタイミングは活動後すぐに行うと、記憶が新鮮なうちに記載できます。
- アンケート結果や参加者の声を引用すると、より客観的な内容になります。

子育て支援員レポート作成で失敗しないための注意点
正確でわかりやすいレポートを作成するために、いくつかの注意点を押さえておきましょう。
ここでは、書き漏れを防ぐ方法や、事実を伝えるコツについて解説します。
子育て支援員レポートの書き漏れを防ぐチェックリスト
レポートの書き漏れは、活動内容の理解を妨げる原因となり、避けたいところ。
そこで、チェックリストを活用すると効果的ですよ。
以下のようなリストを事前に用意しておきましょう。
チェックリスト例
- 日付、場所、参加者数を記載したか
- 活動の目的と内容を具体的に説明したか
- 成果や学び、改善点を整理したか
- 今後の目標や提案を記載したか
- 表や写真などを使って視覚的に伝えているか
これらを最終確認することで、記載漏れを防げます。
特に期日が迫っている場合は、早い段階でリストを作成し、時間をかけずに効率よく内容を埋めましょう。
子育て支援員レポートで主観的な表現を避け、事実を伝えるコツ
レポートは、客観的な事実を記載する必要があります。
自分の感情や意見を入れると、活動の正確な評価が難しくなったりします。
主観的な表現の例
- 「とても大変だったが、なんとか成功した。」
- 「参加者が楽しんでくれたと思う。」
客観的な表現への改善例
- 「当初の計画より30分遅れたが、すべての予定を実施した。」
- 「参加者のアンケートによると、満足度は85%だった。」
このように、具体的なデータや事実をもとに記述することで、読み手にとって信頼性の高いレポートになります。
「もっとこう書けばよかった!」と後悔する前に、ぜひチェックリストの活用と事実ベースの記述を意識してみてください。
まとめ:子育て支援員レポートは5ステップでスムーズに!
子育て支援員のレポートは、日々の支援活動を記録し、振り返り、次に活かすための大切な資料です。
今回ご紹介した5つのステップを活用すれば、「何を書けばいいかわからない…」という悩みはなくなります。
テンプレートとチェックリストを活用して、誰でもカンタン・正確に。
